オモチャの散乱した部屋、片付けてと言っても一向にすすまず、限界をむかえたお母さんに怒られ泣きわめく子ども。子育てをした方ならこんな状況に頭を悩ませた経験があるのではないでしょうか。
家もグチャグチャ、心もクタクタ。毎日がこれでは子育てを楽しめませんよね。
そんな人に役立つ子育てが少し楽になる魔法の声かけをご紹介していきます。
1.競争してみる
小さいうちは本来の目的通りの指示をだしてもうまくいかないことの方が多いでしょう。注意されてからの行動はつまらなく感じますが、本来の目的とは別に楽しいことをゴールに設定してあげるとノリノリでやってくれたりします。
例えば『ママとどっちが先にオモチャを片付けられるか競争ね♪』といえばママに勝つために一生懸命に片付けはじめるでしょう。
要は、やらせるではなくやりたくなる状況をつくることに意識をむけて言葉を選んでいくといいかもしれません。
2.おりこうさん見つけるメガネ
人間だれしも褒められたいという気持ちは少なからずもちあわせているはずですが、それは子どもも同様です。
良いことをした時には小さなことでも気付いてあげましょう。褒めたことによりその行動はより強化され次につながっていくとされています。
手でメガネをつくり、『おりこうさん見つけるメガネをかけようかな。さあ、お片付けが上手にできるおりこうさんいるかな~♪』などと声をかけてみると自信たっぷりに私できるよ~みつけて~と動いてくれたりします。
余裕があればトイレットペーパーの芯などで一緒に工作をして専用のメガネを作ってみるのもいいですね♪
3.最初からオモチャを広げていいスペースを確保する
常につきっきりで遊んでいれば、『出しすぎてるから少し仕舞おうね』とすぐ声をかけられますが、家事や仕事と並行しながらの子育てはそうもいきません。最近では在宅ワークの方も増え、家遊びによる負担が増えたのではないでしょうか。
小さな子どもがいる家庭では、気付いたら部屋はオモチャのジャングルに変わり果てているなんて日常茶飯です。
なので最初からおもちゃを出していいスペースを決めておいてあげるのも1つの手です。
シートや柵などであらかじめ範囲を決めておき、その上がいっぱいになったら少し片付けよう!と習慣にしておけばあちこち散らかる事も減ります。
シートなどであれば次遊ぶ時もまた広げるだけで続きが出来るのも子どもには嬉しいポイントです。
レゴなどのパーツが小さいおもちゃは無くなりにくく、片付け漏れを少なく出来れば兄妹児への誤飲の可能性も減らせますね。
3.感謝の気持ちをつたえよう
頑張ってお片付けができた時にはぜひ『お部屋をキレイにしてくれてありがとう。とても気持ちよく過ごせるわ』と伝えてみてあげてください。やはり何事でも感謝をのべられて悪い気はしませんよね。
あなたが汚したんだから片付けて当たり前!という気持ちも沸きでるかもしれませんが、その気持ちにはそっと気付かないふりをしてあげてください。笑
良いおこないをした相手には感謝の気持ちを伝えるという習慣にもつながりますし、誰かの役にたてたという経験は自己肯定感を育てるチャンスです。
良い行いや頑張れたことは、些細なことでも構いませんから積極的に見つけて褒めてあげてくださいね。
日常生活の小さな積み重ねで子どもの自己肯定感を伸ばしましょう。
まとめ
うまくいかない子育ての中で自信がなくなってしまったりと楽しいことばかりではないのが子育てですよね。理想を追い求め、完璧な親を目指してしまうと苦しくなってしまうかもしれません。十人十色という言葉があるように親も子も色々なあり方でいいんです。
子は鏡です。親がイライラしていればその気持ちは移り、お互いイライラしてしまいます。まずは肩の力を抜いて、実践できそうなものから始めて、小さな『楽』をすこしずつ増やしていきましょう。